オヨギトラギス
Parapercis natator
2025.8. 小笠原 -20m
国内各所で生息しているもののどこも深い印象のあるオヨギトラギス。
小笠原ではドリフトポイントのガレ場で局所的に多くの個体が見られます。
ギンガメ玉やイソマグロの群れ、ウシバナトビエイやマダラトビエイの群れが売りのポイントなのですが、それらを撮れるはずもない中望遠をオヨギのためだけに持ち込む必要があります。
それだけでなく、前半は水の抵抗を受けすぎるただただ邪魔なカメラを持って岩にしがみつき、後半、根から飛び出して一気に砂地へと流されるのですが、その途中のガレに群れているので粘れる時間は10秒程度。それを超えると物理的にドリフトポイントで一人ロストしてしまいます。
そして基本的にはブン流れなので棒のように泳ぎ回ってヒレ全開は完全な運ゲーです。小さくて縦横無尽に泳ぎ回るのでAFも辛そうにしてるし。
カグヤヒメハゼ撮影のハード版みたいな印象を受けました。
僕はその修行のようなダイビングを3回やってなんとか見られるような証拠写真が撮れました。
いつか立派なオスが見てみたいですね~~~!

2025.8. 小笠原 -20m
全然泳いでなかったんですけど~~~。おい、オヨゲトラギス。