僕らむのウミウシ図鑑。

2025-11-11

反ウミウシ派によるウミウシ図鑑

特に理由はないのですが僕はあまりウミウシを撮りません。

しかしながら1000本も潜っているとなかなかお目にかかれないウミウシを見る機会も当然ありまして、"魚以外"フォルダを漁ってみると意外とこれ珍しいんじゃね?というウミウシの写真が眠っていたので、ここに列挙してみます。

ところで「世界のウミウシ」のトップランカーにサークルの後輩が二人と某クマさんがランクインしてるのですが、本ブログのモチベの大半は彼らにマウントを取るためですw

ちなみにレア度はおろか種類すら分からないので、ランキング4位の後輩くんに選別してもらいました笑

中には普通種も混ざっていますが、それらは珍しく僕が刺さったウミウシなので悪しからず。

なお、2025/11/11現在、我らが「世界のウミウシ」に登録されている画像数を掲載数として注釈しておきます。

Flabellina iodinea

2025.6. ロサンゼルス -5m (掲載数 : 0)

訳あって1日だけLAで潜った時にいた、毒を盛られたサクラミノウミウシです。

世界のウミウシには載っていませんでした…!

Japonactaeon suturalis

2025.6. 坂田 -10m (掲載数 : 1)

世界のウミウシにはトランバンの1個体しか載っておらず、「このウミウシに関して情報をお持ちの方はご連絡下さい。」と記載されていました。

「たぶんやばい。キジビキガイの仲間らしい。」らしいです。

後輩くんと一緒に潜ってウミウシハラスメントを受けた次の週に、砂地から卵が出ていたので見よう見まねで出してみたんだけど…もしかして大ヒット?

ポリアフウミウシ

2025.11. 大瀬崎 -40m+++ (掲載数 : 2)

ホオベニオトヒメハゼを探して深場を流しているときに握りこぶし大のメレンゲウミウシがいたので撮ってみました。

絶対メレンゲだと思ったのですが、ポリアフだったようです。

ウツセミガイ

2025.3. 早川 -10m (掲載数 : 2)

早川で見たクリオネです。

北海道以外にもクリオネっているんだ~()と思っていたのですが、そんなに泳がないアメフラシくんだったみたいです。

フサツノミノウミウシ属の1種7

2024.5. ルソン アニラオ -10m (掲載数 : 2)

不殺のミノウミウシ…?

なんか体から逆刃刀がいっぱい生えてる気もしてきたぞ?

同じ個体を後輩が投稿しているので実質他には1個体かな。

スケスケフリルウミウシ

2024.5. ルソン アニラオ -10m (掲載数 : 4)

ゴミ溜まりみたいな砂の中から発掘した子です。初めて後輩から褒められました。

こんな大衆的な名前しておいて意外とレアなんですね。これも実質他には3個体です。

後輩「ありがとう。最高です。ウミウシ仲間がみんな羨ましがってる。」

Cyerce pavonina

2024.5. ルソン アニラオ -10m (掲載数 : 6)

汚れたスケスケフリルウミウシ…?

普通にどこが顔なのかよく分からなくなりますw

トサカスリウミウシ

2025.10. 三宅島 -5m (掲載数 : 7)

一人で夜に潜ってたらいました。隣にいたキミオコゼを撮るついでに1枚撮っておきました。

汚れたブチウミウシかと思いました。

ラドマンミノウミウシ

2024.5. ルソン アニラオ -10m (掲載数 : 10)

世にも奇妙な、ウミアザミに擬態するウミウシです。

てか今見返してもどこがどうなってるのかよく分からん…。

なんか触角の向き、これで合ってるの?

アオフチオトメウミウシ

2024.5. ルソン アニラオ -20m (掲載数 : 10)

どうやら日本にはいないらしいです。こういうのよく見る気がするけどなぁ…。

アニラオには見ての通りたくさんいました笑

ボニンユビウミウシ

2024.1. 小笠原 -15m (掲載数 : 11)

珍しく僕が自我を持って撮ったウミウシです。

小笠原アンバサダーとしては一眼で撮り直したかったんですよね。

掲載数は少ないですが普通種だと思います。

キヌハダウミウシ属の1種18

2024.2. 早川 -15m (掲載数 : 12)

キヌハダウミウシだけは全部一緒に見えます。嘘です。他のも全部一緒に見えてます。

後輩「たぶん18。地味レア。なぜ撮った。」

そんなこと言われましても。

セナヒダビロウドウミウシ

2024.11. 柏島 -5m (掲載数 : 13)

たぶん誰かに渡されて撮らされたウミウシです。微レアらしいです。

「転石界隈ではレベルが高い」という意味不明なコメントをもらいました。

Taringa halgerda

2024.5. ルソン アニラオ -15m (掲載数 : 14)

唯一のTaringa属らしいです。

なんか二次鰓がもさもさですごいのですが、残念ながら僕はそれを粘って撮るという選択肢を取れなかったみたいです。ざんねん。

ヤコブセンミノウミウシ

2024.5. ルソン アニラオ -10m (掲載数 : 17)

これもウミアザミに擬態するウミウシです。

狙って見れるのでレアではないのですが、僕の心が動いたのと、なかなかに良い写真だと思うので採用で!

ヒメミドリアメフラシ

2024.1. 伊豆海洋公園 -5m (掲載数 : 17)

さかなやさんに唯一紹介されて困惑したウミウシです。

さかなやさんはこれがそもそも生き物なのか分からず困惑していました…笑

てかしっぽ長すぎひん…??(困惑)

Ercolania endophytophaga

2023.5. セブ マクタン -5m (掲載数 : 24)

まだウミウシに興味があった頃に撮りました!

初めてバロニア?にいるウミウシを見て嬉しかった記憶があるので採用します!

カザンウミウシ

2025.5. 沖縄本島 -10m (掲載数 : 26)

OceanBlue今川さんにこれだけ教えてもらったので撮りました。

国内だとあまり見ないらしいです。

所感

ざっとこんな感じでしょうか?

海外産の種は撮る人が少ないので相対的にレア度が高くなってしまった気もしますがご愛嬌ということで。

そもそも一眼を買ってからの3年間で魚の写真は10000枚以上現像しているのに、ウミウシは200枚以下しか撮ってませんでした…。

こんなに掘り出し物があって驚きですが、それも全て選別眼のあるガイド氏・バディのおかげな気がします。

ブログも書いたことでちょっと興味が湧いてきた気もしなくもないので、今後も懲りずに無理やり撮らせてください!